島田矯正歯科クリニック
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― 将来的にはインプラント矯正は取り入れますか
従来の方法でできなかったことができるのであれば取り入れる可能性はありますね。ただ、僕はバイオプログレッシブ法という矯正法を用いているんですが、この方法では大臼歯を固定源にする時にワイヤを3次元的に曲げることにより固定源を強化することができるんです。
もともとインプラントを打たなくても歯は固定源となり得るんです。こういう方法を先人は何十年も努力し工夫して作り上げてきた訳です。正直いってそれをそう簡単に捨ててしまうことに対する反発っていうのがなくはないですね。そんなに簡単に矯正やられてたまるもんか、っていうね。(笑い)まあでも本当に良いものだと思ったらそういう気持ちは早々に捨てて、取り入れるでしょうね。
― バイオプログレッシブ法について教えてください
まずどういう考え方をするのかというと、治療を始める前の診断の時に、歯だけじゃなく筋肉やその人の成長など、全身を見るということ。そしてそれらをすべて考えたうえで、その人にとって一番適切な治療方法と適切な開始時期を決めるということです。
バイオプログレッシブ法の創始者である Robert M. Ricketts 先生の診断方法というのは、社会との関わりの中で人間はどうあるべきか、医療とは何か、何のためにあるのかというような社会学的な見知から始められ、解剖学、生理学、心理学など様々な視点から診断し、その人に対して矯正治療で何ができるのか、何をすべきかということを考えるというものです。
すべての乳歯が永久歯に変わり、成長が止まってから治療を始めるという先生もいますが、僕は基本的には患者さんが自分の歯や歯並びのことが気になって来院した時から、治療は考え始めるべきだと思います。ただ、治療と言っても装置を着けるだけが矯正治療ではないのです。なぜ不正咬合が起こったのかをまず考えます。遺伝ももちろんありますが、指しゃぶりや頬杖をつく癖、姿勢、歩き方、舌の動き、扁桃や呼吸法の異常などいろいろな原因があります。それらを改善すれば装置を着けなくても治る人もいれば、とにかく耳鼻科に行ってまず鼻を治してきてというケースもありますね。
それとバイオのテクニックというのは、セクショナルアーチと言いますが、左右の犬歯から後ろの歯と4本の前歯を、それぞれひとつの固まりとして3分割してワイヤを入れることが多いんです。こうすることでよりきめ細かな歯のコントロールができるんです。一本一本の歯にかける力の強さも、その歯根の表面積から考えられています。このようにバイオプログレッシブ法は他の治療法とは、考え方もテクニックも少し違うのですね。
― 初診の時には何をしますか
顔や口の中の写真をデジタルカメラで撮影します。そして、僕が診査したあとそれを相談室のパソコンのモニタで患者さんと一緒に見ながら、症状やこれからの診療の流れについて説明をします。初診相談は3,000円。無料の医院も多いようですが、僕は無料にはしたくないですね。いろんな勉強をして情報を得、これまでの経験をもとに患者さんの悩みを聞いて相談に乗る。こちらも一生懸命患者さんに向き合って話をしたいと思っていますので、敢えて有料でやっています。