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June 10, 2005

~すずき矯正歯科~ 第3回 スプリント治療開始!

本日のメニュー

▼診断
▼スプリント調整
▼咬み合わせと顎関節チェック(O−リングテスト)
▼デンタル(レントゲン)撮影


Ako直前日記
今日はスプリントができているんですよね!楽しみです。顎がどう変わってくるのか、顎が痛いのが治るのか期待しています。
レントゲンも撮ると聞いているので、まだ検査が続く感じかな。スプリントってどんなものか、早く見てみたいです。


■診断 
パソコン画面のセファロを元に分析された数値を見ながら診断
3-1.jpg
3-2.jpg
Doc. :青が現在の位置、赤が矯正後の予想図ですね。出っ歯がどうのという症状ではないので、あまり変わりはないですね。
問題点:上の前歯が内側にほんの少し倒れている。

▼セファロと、セファロをトレースしたものから診断
3-3.jpg
3-4.jpg
<側貌>
Doc. :黒の線が日本人女性でかみ合わせのいい人の平均、緑の線がAkoさんのレントゲン写真をトレースしたものです。
左の図は、頭の方から見て上顎が出ているか引っ込んでるか、同じく下顎が出ているか引っ込んでいるかを見ます。

問題点:上顎の方が若干出ている、下顎が若干引っ込んでいる。でも平均の範囲内です。

Doc.:右の図は、目と耳を結んだ線を地面と平行にした時の歯の出具合、傾き具合を見ます。
問題点:先ほどと同じ上の前歯が若干内側に倒れている。
Doc.:顔の中のバランスがとれていればいいので、Akoさんの場合は平均の範囲内。横顔に問題はありませんね。
3-5.jpg
3-6.jpg
問題点:鼻中核が曲がっている。
Doc. ケガをした訳じゃないんなら生まれつきかな。鼻に問題がなければ、このままで大丈夫です。

▼歯型石膏模型と頭蓋骨の中の顎の位置を再現したものから診断
3-7.jpg
左:歯型模型 右:頭蓋骨の中の顎の位置を再現したもの
Doc.:歯の大きさにアンバランスがありますね。
Ako:押されて大きさが変わったってことですか?
Doc.:歯の大きさは生まれつきですね。削ったりしなければ大きさは変わりません。

Doc.:左の奥歯は上下がずれているので、上の歯を後ろに誘導するんだけど、余りがでますね。どうしようかな。
Ako:アーチに丸みをつけることで変わってきますか?
Doc.:若干変わりますね。でも、左に2ミリ寄っているのをどう治すかですね。3番目の位置が左右違うのを治さなくちゃね。

Doc.以前の矯正治療の結果なのかわかりませんが、上の前歯が内側に倒れているんですね。歯冠は動いているけど、歯根は動いてない。これによって、顎の位置が後ろに下がっているんですね。顎の痛みの原因じゃないかな。
3-8.jpg <問題点>
1. やや歯並びの幅(アーチ)が狭い。
2. かみ合わせの前後関係は右側は正常だが、左側はずれている。アングル分類2級。
3. 歯の大きさにアンバランスがある
4. 下の歯のアーチが左に2ミリずれている。
5. 上の前歯が内側に倒れているため、顎の位置が後ろに下がっている。これが顎の痛みの原因のひとつではないか。
6. 3番の顎の動きの誘導の仕方が悪い。顎が動く時に3番の接触が少ないため、4番が代替えして行ってるが十分にできていない。これも顎の痛みに影響している可能性がある。
<治療法>
歯の矯正を始める前にスプリントを使って、顎の位置を正しくし、筋肉の安静をはかる。問題点6を解消してから矯正治療に入りましょう。

▼埋伏歯をどうするか
3-9.jpg Doc.:今のまま放っておくと、横向きに埋まっているので、下にある歯の根っこと接触したら根っこが溶けてしまいます。他にも何かの要因になってしまう可能性があるので、取り出した方がいいでしょう。
Ako:はい。お願いします。
<治療法案1> 奥歯を後ろへ動かしておいてスペースを作り、埋伏歯を取り出す。
       (8ミリのスペースが必要なので大変かもしれない)
<治療法案2> 右上4番を抜歯してスペースを作り、埋伏歯を取り出す。
Ako:右上4番はむし歯になっているので、抜歯するのに特に抵抗はないのですが、顎がどんどん小さくなるんじゃないかと心配です。もともと顎が小さいので…。奥歯がどんどん少なくなっても大丈夫なんでしょうか。
Doc.:もちろん、歯は揃っていた方がいいですが、咬み合わせの問題ですので、問題はありません。
<埋伏歯の取り出し方案1> 開窓してブラケットを着け、1カ月に1ミリぐらい牽引し、1年ぐらいかけて取り出す。
<埋伏歯の取り出し方案2> 根の周りを切開して、歯にネジを取り付けて牽引する、外科手術を伴う方法。1日1ミリ動くので、10日ぐらいで取り出せる。ただし、適応できるかまだわからない。
Ako:2案は、外科手術ですね。食事はできますか?
Doc.:大丈夫ですよ。
Ako:痛みはありますか。
Doc.:切るからそこに痛みが集中して痛いです。
Ako:1案の方が安全ですか。
Doc.:何ともいえないですね。
Ako:いつまでに決めたらいいでしょうか。
Doc.:スプリント療法が2〜3カ月かかりますので、その間ゆっくり考えてください。


■スプリントの調整
Doc.:このスプリントは現在、下の歯の山の頂点が均等に上の歯と接触するよう造られています。でもそれが正しい位置とは限らない。出発点です。咬んでいるうちに下の歯が自由に動き、咬みやすい、顎が楽な位置を顎が探し、最終的に正確な位置に安定します。
3-10.jpg 3-11.jpg 3-12.jpg 3-13.jpg
↑これがスプリント。 上の歯だけに着ける。 ↑この機械で削って調整します。
Doc.:きついですか?
Ako:すごくぴったり。前歯が全体的にきついです。
−削って調整して…
Doc.:もう一度着けてください。咬合紙をカチカチしてください。
3-14.jpg 3-15.jpg
↑咬合紙。カチカチと咬むとスプリントに咬んでいる点に色が付きます。
3-13-2.jpg
3-11-2.jpg 3-15-2.jpg 3-13-2.jpg 3-11-2.jpg 3-15-2.jpg 3-13-2.jpg 3-11-2.jpg
削る→
着ける→
カチカチ→
削る→
着ける→
カチカチ→
削る→
着ける
Doc.:今度は、咬合紙を左右にギリギリしてください。
Doc.:顎が左右に動いた時に奥歯はあたらない方がいいんです。3番があたるように誘導します。
3-13-2.jpg
3-11-2.jpg 3-15-2.jpg 3-13-2.jpg 3-11-2.jpg 3-15-2.jpg 3-13-2.jpg 3-11-2.jpg 3-15-2.jpg
削る→
着ける→
ギリギリ→
削る→
着ける→
ギリギリ→
削る→
着ける→
ギリギリ
Doc.:ハイこれでいいですね。


■O−リングテスト
では、親指と人差し指の先をくっつけて、アルファベットの「O」を作ってください。O-リングテストで、咬み合わせ、顎関節チェックを行いましょう。O-リングテストというのは、私が両手でAkoさんのO-リングを左右に開こうとすると、Akoさんは開かれまいと抵抗する、その指の筋力によって脳が筋肉に及ぼす反応を読みとるという方法です。
▼咬み合わせ、顎関節チェックシートに沿って確認
・下顎関節の触診(右・左)
・筋肉の触診(右・左)
・下顎の位置(位置異常の有無、咬合紙による咬み合わせのチェック)
・開口位
・頭の姿勢
・歯、歯列と舌、口唇、頬部の干渉
・歯と歯の間の接触状態
・体の補償の有無

▼全体的なチェック
・骨、関節:頭蓋、首から下(肩・腰・膝・足首・脊柱・仙骨)、体のねじれ、前後屈
Doc.:スプリント療法をすればまた変わってきますので、チェックしましょう。スプリントは一日12時間着けてくださいね。


■デンタル(レントゲン)撮影
3-16.jpg 詰めている歯の中がどうなっているか…撮影!結果は次回。ありがとうございました。

所要時間:約60分 本日のお会計:6,790円(保険適用)

 次回の予約2005/06/24 11時

本日のおみやげ
3-17.jpg スプリントケース


本日の感想
スプリントができていたので嬉しいですね。着けると・・喋れませんが。慣れるのかな。今のところは喋れません。着けた感想は、キッチリ!!って感じ。きついですね。矯正するという実感が湧いてきました。

今日は診断の説明を聞いて、埋伏歯をどうするか・・悩みますね。手術して10日ぐらいで取り出した方がいいのか、一年かけて取り出す方がいいのか。まだすぐには決められませんね。

スプリントの調整をとても丁寧にしてくださったのには感激しました。少しずつ削って歯に合わせて、また削って・・。ありがとうございました。O-リングテストは不思議でした。抵抗してるんだけど、指が開いてしまったり…。本当に咬み合わせや顎関節のことがわかるのかしら。不思議です。

投稿者 shino : June 10, 2005 09:22 PM

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