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July 21, 2005
〜長谷川歯科診療所〜 第1回 初診相談
本日のメニュー■レントゲン撮影
■問診
■診療室でレントゲンを見ながら診察
▼口腔内全体の所見
1.歯の数の説明
2.顎の関節の説明
3.左右3番の歯の仕事
4.埋伏歯について
5.移植について
6.顎関節のクリック音の原因
7..左下6番について
▼口の中を診て診察
1.左下6番について
2.左下6番の治療法について
3.Akoさんの希望
4.左下6番の具体的な治療法の案
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| ■レントゲン撮影 | |||
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■診察室に入る前に問診
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Doc.:顎の音がするのは左右どちらですか? Ako:どちらもです。 Doc.:長時間、口を開けていられますか? Ako:少し辛いです。 Doc.:スプリントはどれくらい着けていますか? Ako:21時から6時までです。 |
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| Doc.:以前、矯正治療されたことはありますか Ako:はい。その時も顎は鳴っていました。欠伸をする時にガクガク鳴っていたのと、正中がずれていたことが気になっていて、治療しましたが、最後までやっていません。 Doc.:左下6番のむし歯治療は何年前? Ako:6年前でしょうか…。 |
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| ■診療室でレントゲンを見ながら診察 | |||
| ▼口腔内全体の所見 | |||
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1.歯の数の説明 Doc.:歯は、親知らずを抜いて28本ありますが、Akoさんは歯数が揃っていないですね。 Ako:以前の矯正治療で左上下1本ずつ抜歯したのと、埋伏歯があります。 |
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2.顎の関節の説明 Doc.:顎の関節は特殊で、体の中で唯一左右同時に動く関節なんです。骨と骨が直接あたると磨り減ってしまうのでクッションになる円盤がある。それは体中同じです。大きく口を開けた時閉じる時に、関節円盤がついてくるとスムーズに動くんですが、ついてこないと様々なトラブルを引き起こします。 |
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| 3.左右3番の歯の仕事 Doc.:口を開ける時にガイドになる3番目の歯がかぶせてありますね。正常に誘導していれば、左右同じ形、角度になってくるはずですが、Akoさんの場合は左右が違いますね。歯数の違いからも、かみ合わせがおかしくなっている可能性があります。 4.埋伏歯について Doc.:埋伏歯は歯肉を切開した後で、レーザーで骨をパチパチと開けて、歯にフックを接着し矯正装置を着けて引っ張り出すという方法があります。外科手術ですが、そんなに大手術ではない。もっとも患者さんにとったら大手術なのかもしれませんが、特殊な症例というほどではありませんので安心してください。 |
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5.移植について Doc.:埋伏歯が使える歯だと仮定すると抜歯して、他の場所に移植という方法もあります。ただし、いろんな条件があって、移植する歯の状態、移植する場所の状態がどうなのか、判断がむずかしいですね。 |
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| 例えば、まず矯正治療をして右上4、5、6、7番を後ろへ下げて、埋伏歯が入るスペースを確保し、そこへ埋伏歯を外科手術で抜歯して、スペースに移植するということも考えられます。ただし、現実的に4本を後ろに動かして1本分のスペースを作るというのは難しいですね。 Ako:右上3番目の悪い歯はいらないので抜歯して、埋伏歯が使えるのなら入れ替えたいと思っているんですが。 Doc.:そうですね、それが現実的ですね。ただ、3番目の歯というのは、とても大切な歯であると言われています。前から3番目に位置する歯が悪いからと言って抜歯すると言うことは、何らかのトラブルが出る可能性もありますね。歯にはそれぞれ与えられた役割がある。埋伏歯が取り出せたとして、その歯が4番だとすると、3番目の歯の代用ができるかどうか…。ただ、埋伏歯の根がしっかりしているとすれば、取り出して使う価値はあるでしょう。 6.顎関節のクリック音の原因 Doc.:クリック音の原因は、左右の歯数の不一致から上下の歯の噛み合わせの位置と顎関節の位置のずれからきているのではないかと考えられます。 7.左下6番について Doc.:左下6番の歯で困ることは何ですか? Ako:気持ちが悪いことが一番です。腫れることはありませんが、食べ物が詰まったりして。歯間ブラシでゴシゴシやってしまいます。かぶせてあるので中がわからないけれど、むし歯になっていると以前歯医者で言われたことがあります。あとは、歯肉の黒ずみも気になります。 Doc.:歯肉が黒いのは歯の土台が銀合金だからですね。銀のアクセサリーが黒くなったりするでしょう?硫化しているんです。完全には戻らないと思いますが、かぶせもので何とかなるでしょう。 |
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| ■口の中を診て診察 | |||
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1.左下6番について Doc.:周りの骨が落ちていますね。奥歯は根が2本に分かれていて、普通はその股の少し上まで歯肉で埋まっていますが、Akoさんの場合、左下6番は2本の股のところが歯肉より上に出ています。最初から診ていないので確かな原因は分かりませんが、歯間ブラシをやりすぎて下がった可能性もありますね。 |
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2.左下6番の治療法について Doc.:骨を元の位置に戻すのは大変難しいんです。ひとつの方法としては、歯を少しずつ引っ張り出すんです。すると骨がくっついてくる場合が多い。歯と骨の間に歯根膜がありますが、歯を上に上げると伸びてついてくる歯根膜に誘導されて骨が作られることがあるんです。ただし、問題は歯は植わっている部分が大きければ大きいほど安定する。ですからぐらぐらになる可能性があります。もちろん、すぐに抜けてしまう訳ではありません。 |
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| Doc.:それと恐らく頬側の骨は吸収されているが、舌側の骨はそんなに吸収されていません。逆に舌側まで開いていて貫通しているとお手入れもしやすくなるんですが。 Doc.:出血しやすいということは 炎症性の組織、不良肉芽がある可能性が高いということですね。これは、免疫がグッと下がると腫れてきたりします。これ以上骨を吸収させないようにするには歯茎を開けて不良肉芽を掻爬することが必要になるでしょう。 Doc.:この左下6番の問題はむし歯ではなく、骨の状態ということですね。 |
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3. Akoさんの希望 Ako:私の気持ち的にはスポッとなくなってほしいんですが。抜歯してインプラントという治療法はどうなんでしょうか? Doc.:インプラントというのは、骨に直接ネジを埋めて、その上に歯のように見えるものをかぶせるというやり方です。ということは、骨がきちんとあるかどうかが問題ということなんですね。だから周りの骨がよくない状態ですと難しいです。 |
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4. 左下6番の具体的な治療法の案 a:歯石を取って、腫れ上がっている歯肉を落ち着かせる。 b:歯茎を開けて不良肉芽を掻爬する手術をする。この時に骨の状態を実際に触って診ることができます。 c:歯肉がなおるまで一ヶ月程度様子を見る。 d:その後抜歯するかどうかの判断。 e:抜歯するとして、その後の補綴を考える。例えば他の歯牙を持ってきて再植する、またはインプラントにする。 |
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| Doc.:抜歯して不良肉芽を掻爬すれば血が出ることもなくなるし、骨がこれ以上吸収されることもない。さらに骨がある程度戻る可能性もあるので、そうすれば、歯牙を移植することも、インプラントも可能性が大きくなります。特に、右下の4番か5番を抜歯して、ここに再植できれば左右の歯数が揃うという利点もあります。もちろん大きさも形も、もともとの6番とは異なりますから、クラウンをかぶせて大きさや、噛み合わせの調整を行う必要がありますが。 また、医療ですから100%ではない。きちんと抜歯できるかどうか、再稙がきちんとできるかどうか。失敗もあるということをご理解ください。 Ako:現在、スプリントで治療中なんですが、同時進行できますか? Doc.:それは可能です。私から鈴木先生にお話ししてみましょうね。治療方針が具体的になれば治療期間や費用のお話もさせていただきます。 Ako:ありがとうございました。 |
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次回の予約は鈴木先生と相談のうえ決める
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投稿者 shino : July 21, 2005 09:31 PM







