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    [211] すずきさんへ、かのんさんのページからスキップ。矯正用ゴムとヘッドギア−について-

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    □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/06/12(Tue) 08:09:07)
    □U R L/ http://www.koishikawa.com

      <ゴムについて>
       矯正治療で使うゴム、特に上下のワイヤーのどこかにつけ、用いられるのが定番です。
       例えば、(1)出っ歯ぎみのかみ合わせでは、上の犬歯あたりから下の大臼歯(奥歯)あたりに、(2)反対咬合ぎみであればその逆の位置につけられ、さらに(3)かみ合った時上下の歯の間に隙間があるような場合(開咬かいこうなど)には、その隙間のある部位の上下のワイヤーにゴムをつけることが少なくありません。正確にはワイヤーだけでなく、ブラケット(歯の面につけられたボッチのようなもの)、ワイヤーを歯に付けたブラケットに結ぶ時に用いる結紮腺けっさつせんにフックのついたようなところなどがゴムをつける場所として使われます。
       今回の質問は、上下の歯列のどこかにゴムをかけるような状況ではないかと思われますので、このゴムについてお話します。上下のどこかにかけるゴムは上顎歯列と下顎歯列の間という意味で顎間ゴム(がっかんごむ)とよばれます。このゴムの働きは、のばされたゴムがもとに戻ろうとする力で、歯を動かしたり、歯列全体を前方、後方、垂直的などの3次元方向に移動させます。ゴムの使用は長ければ長い程、効果が期待できますので先生からの指示に従って使用することが得策です。他にもゴムの使用方法、目的などがありますがこれだけ知っておけばよいのではないでしょうか?。

      <ヘッドギア−>
       これは、図に書いたり、写真で説明した方が分かりやすいのですが文字での説明をします。なんの目的かといえばおおよそ2つです。一つは身体の活発な成長期に用い、上顎骨の発育能力を抑制するためです。放置しておけば上顎前突の程度がひどくなることが予測され、かつその原因として上顎骨の過成長傾向との判断が下された場合、上顎骨の前方への成長成分を抑える目的で使用されます。
       もう一つは上顎骨の後ろにある歯をさらに後方へ移動する、上顎歯列全体に後方へ移動する力を付与する、また犬歯の後ろの歯などを抜歯したような場合に(抜歯症例)、抜歯された部位より後方にある歯が治療とともに前方に移動しないようにするためなどが挙げられます。
       いずれにせよ先生から指示された、ゴムやヘッドギア−の使用(使用時間など)については積極的に協力することが大切です。いずれのものも患者さんの協力を得ませんと思ったような効果がでません。でないと治療期間が長引きます。頑張って下さい。また、先生からの指示などについては積極的に質問する姿勢が大切です。

      また何かあればどうぞ。


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