文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
回答にご協力頂いている先生のWEBサイトはこちら「小石川矯正歯科クリニック

ホームへ  □ 使い方  □ 最近の質問  □ 質問をする  □ 質問一覧  □ 質問全文表示  □ 検索
[ 最新質問及び返信フォームを質問トップへ ]
質問内容表示

    [292] 子供の矯正について 反対咬合をなおすわけ-

    ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ あんず -(2001/10/12(Fri) 10:01:10)
    □U R L/

      はじめまして。現在小2の息子の反対咬合のことでご相談させていただきます。
      息子は血液の病気もありまして 現在経過観察中です。
      乳歯の時から 上の前歯が2本とも反対咬合でした。永久歯に生え変わるときに
      戻るかもといわれ そのままにしていましたが 永久歯が生えてきても
      なかなか乳歯が抜けず 3ヶ月ぐらい永久歯の上に乳歯がかぶさるような
      状態でした。抜歯を考えてかかりつけの病院の先生にも相談したのですが
      そのときPLTが3万台だったこともあり 自然に抜けたほうが出血もすくなくて
      きれいですよといわれ そのままにしていました。
      最近ようやく乳歯が抜けたので 再び病院で相談すると このままほっといても
      よくはならないから 早いうちに歯列矯正をしたほうがよいといわれました。
      ただまだ成長期の段階なので 一度はうまくいっても また中学生ぐらいになって
      元にもどる場合もあるのでとおっしゃっていました。
      主人に相談すると 現病(血液の病気)もまだ治療途中なのに あちこち手をひ
      ろげすぎても 中途半端になってしまうから現病がなおってからでもよいのではとか
      反対咬合でなんの不都合があるのかといわれ うまく説明できなかったもので・・・
      病院では相談だけで 実際の治療はできません。近くの矯正歯科を紹介されたのですがまだいっていません。
       
      反対咬合をなおさないとどうなるのか?
      矯正を始めたら 一気にやり遂げたほうがよいのか?
         (期間としては 半年から1年ぐらいかかるといわれました)
      費用はどのくらいかかるものなのか?
      診察を受けるとしたら矯正専門のほうがよいのか?
         (紹介をうけたところは矯正のみで 虫歯はほかの歯科にいくことになります。
          それもなんだかあちこち大変かなと思ってしまったのですが・・)
       
      長くなってすみません。宜しくお願いします。







    [294] Re[1]: 子供の矯正について 反対咬合をなおすわけ-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/10/15(Mon) 16:35:41)
    □U R L/ http://www.koishikawa .com

      連絡が遅れすみませんでした。さて、血液の病気を持つ反対咬合のお子さんということで相談を受けます。
      <症状、その対応?>
       小学校2年の男児、反対咬合、血液の疾患(おおよその見当はつきます)、かかりつけの先生から反対咬合の治療を勧められている。注意としては抜歯などによる出血等。
       反対咬合の治療の多くは、小学校のうちの上下顎骨の成長発育をコントロールする事ができる時期がよいと考えられます。といいますのも、反対咬合の原因は大きく分けて3つあります。
      1.上下顎骨の大きさが不調和で(例:下顎骨が上顎骨に比べ大きい発育能力を持つような場合)顔が変わる小学校から中学校までに治療を受けた方がいい場合。ーー顎の成長発育能力の差が原因。
      2.上下顎骨の成長発育状態は良好であるが、前歯の傾きなどにより反対咬合が生じてしまうような場合(これはよくいわれる、アイスの棒を加えていれば何とかなるわよ、というような状態を含む)。ーーー歯の傾きなどが原因
      3.この2.にも関係しますが歯をかまずにいると、受け口のような状態はないが噛み込むと反対咬合の状態になってしまうーーー顎の機能的な動きが原因に加わる

       等々、があります。
      <そこで今の年齢で治療しないと遅くなるか?>
       このことについては、もし上下顎骨の成長発育能力の不調和が存在するとなれば、小学校のうちに治療を行うのが得策と考えら得ます。この時の治療は考え方ですので、たとえば上顎骨の成長発育能力(前方への)を引き出すような装置(上顎前方牽引装置じょうがくぜんぽうけんいんそうち)を使いますと上顎骨事態が前方へ成長発育能力を発揮し上顎前歯もそれにつれて前方に位置し、結果的に反対咬合が改善するようなことも少なくありません。従って、歯を抜くような治療とは別に、症状によっては子供に負担をかけず(それぞれの負担に思う感性は異なりますが)反対咬合の改善が行われることがあります。診ていませんのでこれ以上のコメントはさけます。
       一方、今しなければ手遅れのようになるかといえばそう断定できるものでもありません。教科書的には適切な時期というものはありますが、長く診てきますと患者さんが実際の治療を開始できるそのときが、まさに適切な時期と考えた方が、精神的にも安定性があり、よいと思われます。お父さんが心配するように今治すべき病気を第一に考え、その治療中に矯正治療を受けることができればそれでもかまわないかもしれませんね。このあたりの判断は是非矯正専門医に相談してください。心配であれば大学病院などで経験が豊富なキャリアーの長い先生に診てもらった方がよいでしょう。

      <もしこの時期に治療をするとすれば、その治療期間は?費用は?>
       前歯の位置を変化させて治すことでOKならば1年ぐらいでしょうか?、顎の成長発育の問題を改善するのであれば1−2年ぐらいたちませんとその効果の判定は難しいといえましょう。
       費用については色々です。相談だけをお願いして何件かを回ってみて比較したらよいと思います。ただしやすいからということで決めると後悔するかもしれません。今は患者さんが遠くともよい先生、相性が合う先生などを探してきます。私どものクリニックにも遠方からの相談者が数多くこられます(断っておきますが私がその先生に該当するというわけではありません。一般的な傾向です)。

      <おわりに>
       ようは複数の専門医に相談することがもっとも早い悩みの解決法と思います。タウンページやHP、知り合いからの評判などで探してください。また何かあればどうぞ。




    [296] Re[2]: 子供の矯正について 反対咬合をなおすわけ-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ あんず -(2001/10/15(Mon) 19:18:37)
    □U R L/

      早速の回答ありがとうございました。病院から紹介された矯正歯科の先生のところに
      相談の予約を入れました。思い悩んでいても仕方がないので 複数の先生のところを
      回ってみようかと考えています。 また悩んでしまったら 相談させていただきます。


    チェック質問を 削除キー/

この質問内容の全ページ数 / [0]

この質問に書きこむ
Name/
E-Mail/

└>このツリーのレス質問をメールで受信しますか? YES/ NO/
Title/
URL/
Comment/ 通常モード-> 図表モード-> (適当に改行を入れて下さい)
※投稿用Keyの欄に「 」と必ず入力してください
投稿用Key
済! BOX 解決したらチェックしてください!
削除キー/ (半角8文字以内) 


- Child Forum -