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    [448] 前歯の並びと後戻りについて-

    ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ かな -(2002/04/08(Mon) 16:54:48)
    □U R L/

      お忙しいところ申し訳ありませんが、2点質問させて下さい。
      現在26歳で2年程前から叢生(八重歯がひどい、右下の犬歯が出ている)のため矯正を始めました。1年でブラケットがはずれ、ここ1年はリテーナーを付けています。

      質問1:ブラケットをはずして1ヶ月くらいで右下の犬歯が出てきてしまったため、もう1度ブラケットを付けてもらいました。1ヶ月くらいで直り、はずしたのですが、最近また出てきてしまったためにもう1度つけました。やはりそれも1ヶ月で直り、先週ブラケットをはずしました。
      でもやはり徐々に戻ってきているようで、先生も「何でだろう?」とおっしゃってました。
      犬歯が出る(戻る)のはもう仕方ないと諦めましたが、最近気になるのが、2回もやり直してしまったためか、下前歯の左右のバランス(歯列のアーチ)がなんとなくおかしくなってしまったのではということです。噛み合わせて下から見ると、上の歯と下の歯の隙間が、右が狭くて左が広いのです。
      あくまでも素人の私の考えですが、おそらく、右下の犬歯を中に入れようとして広げたためではないかと思うのですが。
      先生に言ったら、噛み合わせは問題ないから大丈夫、とのことでした。確かに上下の真ん中の位置も合っているし、噛み合わせもおかしくないのですが、なんとなく下前歯(特に右)が出てしまったような気がして、しゃべりづらい感じです。でもそれは、ブラケットを取ったばかりだからかなぁとも思うのですが・・・。
      前歯を上下合わせて見てみると、やはり右下の歯のカーブが少し急になっています。かと言ってもちろん下の歯が上の歯より前に出ているわけでもないし、パッと見て分かるほどでもありません。
      前歯の歯列のカーブが上下違うことで、何か影響はあるのでしょうか?また直してもらった方がいいのでしょうか?真ん中の位置と、奥歯の噛み合わせがあっていれば、本当に問題ないのでしょうか?

      質問2:上の歯の犬歯も出てきてしまいました。先生は、気にするほどのものではないけれど、またやり直してもいいとおっしゃってますが、下の歯をやり直した時も戻りきらなかったし、多少の諦めも必要かとも思っています。八重歯が完全に直るということは不可能なのでしょうか?

      以上、だらだらと申し訳ありません。何度も治療をやり直したりしているので、担当の先生に相談しにくくなってしまったのが事実です・・・。読んでいて分かりにくい点多々あるかと思いますが、お返事頂ければ幸いです。




    [450] Re[1]: 前歯の並びと後戻りについて-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2002/04/09(Tue) 11:09:58)
    □U R L/ http://www.koishikawa.com

      <推測される症状?>
       右下の犬歯の位置異常の再発、右下犬歯が少し出ている(前方に、唇側に)、咬み合うと、左側が少し隙間があるが右側はその隙間の量は左にくらべ狭い。上下の歯のまん中はほぼあっている、また咬み合わせには問題はないと先生はいうし、かなさん自身も問題はないと思うという。下の犬歯の治療や再発に関連して上の犬歯も少し八重歯のようになってきた気がする。これらは質問1+2の内容ですね。
       それでは少し考えてみましょう。

      1.なぜ右下の犬歯だけが後戻りのような再発の変化を示すのか?
       今は犬歯の位置だけを考えていますが、実はこのような変化に関係する原因としては、
      (1)下顎骨の形が左右非対称かどうか?
       これは、形が異なれば、左右の犬歯の位置、あるいは下顎歯列の形態が左右対照的になりにくいという傾向があります。上顎の歯列がほぼ対象であるとすれば、園対象の形に非対称の下顎歯列をあわせることになりますから、結局左右のどちらかの咬み合わせがしっかりして、反対側のしっかりとした咬み合わせが得にくいということです。結果的に、かなさんのように右下の犬歯部分が強く噛み合うことになり、その部の位置の安定が得にくいことになります。このような原因を骨格性の原因といいます。
      (2)下顎骨の運動路に問題?
       下顎骨などはほぼ対象的であるが、下顎が食べたり、話したりする時の運動の道筋(運動路うんどうろ)が左右にぶれて働くため、結果的に右下犬歯に強い力が加わり、安定しにくいということ。これを機能的な原因といいます。
      (3)犬歯の形態自体に問題がある?
       左右の犬歯ならびに他の歯の形をくらべると、わずかではあっても、左右差が存在するような場合、右下犬歯の位置が、その位置に落ち着きにくいということはあります。
      (4)上顎の犬歯も八重歯のようになる傾向があるということ?
       これは咬み合わせによりますから、右下犬歯の位置が落ち着きにくければ、上の犬歯の位置も変化してきます。従って、上下の犬歯の位置を改善することにより、安定度は増します。

      <ではこれからどうすればよいか?>
       先生にやはり犬歯の位置を安定させたいのですが、と相談し続けることです。先生は先生の治療のゴール(どの歯を度の位置まで移動し落ちつかせるかということの治療目標、あるいは歯の移動量、方向などに対するご意見を持っていると思いますので。一つの例として、落ち着きにくい犬歯の両側を少し削り(当然、許される削除量で、片側0.2mmぐらいでしょうか、スライスという処置です)少し小さくして位置付けるような方法も取られます。しかし、実際に診ていないので推測です。
       気になるようであって、先生も治療に勤めて下さるならば、治療をおねがいしても良いと思われます。何か治療に対する不安があれば先生にどしどし相談した方が良いでしょう。その結果、無理な場合にはその状態と仲良く付き合うことにしたらどうでしょう。



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