りょうかわ矯正歯科クリニック

院長:両川 弘道
〒216-0004 神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-11-1-209
フリーダイヤル:0120-460-123 Phone:044-853-1231 Fax : 044-853-0500
URL:http://www.ryoukawa.net/index.htm
りょうかわ矯正歯科クリニックの両川弘道院長先生を訪ねた。東急田園都市線、鷺沼駅から東急ストア鷺沼店を抜けていくとすぐのビルの2階。同じフロアにバレエスタジオがあるのか、小さいバレリーナが沢山廊下を行き来している。パソコンのモニタが3台もある院長室でお話しを伺った。

― 一般歯科医でなく矯正歯科医になったのは何故ですか

何故だろうねえ、面白いからっていうことかな。学生時代に歯医者の勉強をしていて、入れ歯を入れたり虫歯を治したりというのとまったく違う分野なんですね。歯が動くってことだから。それで見た目が変わっていく。面白い、と思ったのがまず最初のきっかけですね。何十年とやってきましたが、今も面白いと思いますね。結果が形となって現れる。仕事が楽しい…と…そうね、言えますね。仕事がないと一日過ごせないかもしれないですね。

― 患者さんに対して気をつけていることはありますか

治療のことに関して言えば、自分の子供にできないような治療はしない、ということをモットーにしています。

患者さんに対しては、「怒らないこと」ですね。歯磨きしないとか治療に来なかったとか、そういうことがあっても私は怒らない。というのは、私たち歯科医は一日のすべて24時間、「矯正」なんです。仕事でやっているんだから当然ですが、矯正が生活のすべてを占める。ところが、患者さんというのは、歯並びを治すためだけに生きてるわけじゃない。例えば学生だったら、学校に行ってクラブ活動して勉強してそれで歯も治そうと。いくつかあるうちの一つが矯正治療なわけです。そういう人たちにワァワァ言うのはちょっと違う気がします。つまり、真理は一つじゃない、ということ。立場が変わればまるっきり違う意見になってもおかしくない。こういう考え方が根本にありますね。

― 子供の患者さんが多いのでしょうか

以前はほとんど子供でしたが、最近は成人も増えてきましたね。都心部では子供の患者がどんどん減ってきて成人がほとんどでしょう。そういうことは都心部から波及してくるので、こちらの方でもそろそろ、そういう傾向になってきました。都心部で起こっていることは時間差がありますが必ず何年後かにこちらにもやってきます。だから今、都心部で何が起こっているかということは注意して見ていますね。

― 昔治療をしていた患者さんが子供を連れて来ることも?

そろそろありますね。とても嬉しいことですが、反面怖さもあります。自分が治療をした歯が何十年か経ってどうなってるかを見ることになりますからね。 最近活躍しているタレントやアナウンサーでも治療をした人がいますが、テレビで大写しになると、もどってないかな、なんて気になったりしますね。(笑い)

そこへ、昔の患者さんから電話がかかってきた。院長先生は名前を聞いただけで「今、四国にいるんじゃないの」と言い、すぐさま不具合についてアドバイスをする。患者さんの顔は忘れてしまっても、口の中は覚えているそうだ。