八百板矯正歯科

院長:八百板正志
〒333-0801 埼玉県川口市東川口1-19-7
Phone:048-298-3592 Fax:048-298-3594 URL:http://www.yaoita.net/
JR 武蔵野線東川口駅、埼玉高速鉄道東川口駅から5分ほど歩くと八百板矯正歯科の白い看板が見えてくる。医院内には、花や町などの絵が沢山飾られている。落ち着いた雰囲気の診療室で、八百板正志院長先生にお話しを伺った。

― 一般歯科医でなく矯正歯科医になった理由を教えてください

不真面目な理由と真面目な理由がありますね。まず不真面目な方は、僕は日本歯科大学の新潟歯学部を卒業したんですが、上下関係や出欠なんかがすごく厳しいところだったんですね。高校の時よりも厳しいし、自由が少なくて僕が聞いていた大学生活とちょっと違ったんですよ。(笑い)学校の周りも海はあるけど、海以外ないというような状況でね。全然遊ばないうちに卒業になったんで、遊びたいという思いがすごくあって。その後すぐにどこかの歯科医院に務めたらまた厳しい世界に入ってしまうと考えていたら、医局に残るという選択肢があることに気がついたんです。給料は貰えないので、親に助けてもらうのとアルバイトはしなくちゃいけないんですが、少し遊べるかなと。(笑い)医局にも厳しいところと緩いところがあって、ものすごく緩いところだったんです。矯正は。(笑い)

真面目な方の理由は、大学で歯の勉強をしている時に、どうしてもわからないところがあったんですね。それが顎関節と矯正だったんです。とても難しかった。その他の、例えば入れ歯を作るとか虫歯を削って治すとかですと、どこかで3年ぐらい修行をすれば治療できるようになるだろうという感じでしたが、顎関節と矯正だけは目処が立たなかったんですね。それで卒業してある程度の時間をかけて勉強できるとなった時に、それなら顎関節か矯正のどちらかをやりたいと思ったんです。顎関節か矯正かは悩みましたが、矯正を勉強していれば顎関節のことも間接的に勉強することになると思い、矯正に決めました。

― 実際に勉強をしていくうちに、矯正というものがわかるようになりましたか

いや、未だにわからないですね。本当に難しいです。例えば、今日装置の調節などの治療をしたとしますね。僕の治療法がよかったのか間違ったことをやっているのか、その結果がわかるのが、一ヶ月後なんですね。一ヶ月間に動いた歯を見てようやくわかる。もっと言うと、一般的に矯正治療が終了するのに2年から2年半かかります。それだけ経ってから結果がわかるということになりますね。最終的に治療がうまくいかなかった場合、最初に立てた治療方針からずれていったのが、いつの時点からなのか理解するのは本当に大変です。

今はもう、沢山診てますので、こうするとこうなるというのがわかりますがね。結果がすぐに出てこないというのが難しいところだと思いますね。

― 認定医の資格を取得したけれども、その後更新しなかった。その理由を教えてください

僕が認定医の資格を取得した頃というのは、認定医制度が立ち上がった頃。それは、国が認めた資格ではないので、取得の条件などに偏りがあると僕は思っていたんです。例えば、日本矯正歯科学会が指定する研修機関に5年以上の在籍経験がないと資格を取得できない。当時、すでに開業していた先生方は、どんなに腕が良くても資格の取得は難しかったんですね。

認定医じゃなくても素晴らしい治療をする先生は沢山いる。そう考えているうちに資格更新の時期になりました。資格を保持し続けるためには、いくつかの条件を満たさなくてはならない。そちらに労力を取られるなら、患者さんの治療のためにその分を使った方がいいと考え、更新するのをやめることにしたんです。