神奈川県藤沢先生の「みんなの疑問Q&A」
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[8] Re[6]: 子供の矯正と歯茎- ■済! / 質問引用/メール受信=ON■ □投稿者/ e-kyousei.comサポート -(2002/12/18(Wed) 11:26:27) □U R L/ http://www.e-kyousei.com あやママ様へ 今回のご質問を”新規トッピクス”として移動させて頂きました。 トッピクスタイトル ”子供の矯正と歯茎 あやママ” 先生からのレスはそちらをご参照ください。 宜しくお願い致します。 |
[7] Re[5]: 子供の矯正と歯茎- ■質問引用/メール受信=ON■ □投稿者/ あやママ -(2002/12/18(Wed) 00:24:13) □U R L/ 六才の娘の前歯の事ですが、娘は顎が小さく乳歯もそれぞれが少しずつ重なってはえています。下の乳歯がぐらぐらになりもうすぐ抜けそうなのはよいのですが困った事に永久歯が乳歯の2ミリ後ろに生えてきています。 乳歯が自然に抜けるのを待ってもいいものか、先に抜いてしまった方が良いのか、どう対処したら良いでしょうか?これからはえてくる歯もとても入りきる場所がありません。今対処出来ることがあれば是非御指示いただけないでしょうか。宜しくお願い致します。 |
[6] Re[4]: 子供の矯正と歯茎- ■済! / 質問引用/メール受信=ON■ □投稿者/ どなどな -(2002/10/04(Fri) 08:09:14) □U R L/ ありがとうございました。 来週矯正の予約日なので、ハイプルヘッドギア、J−Hookについて担当医に聞いてみようかと思います。そうですね、先生のおっしゃるとおり、まだインプラント矯正はちょっと早いかと思います。 それでもすごい情報を得れたと思います。 本当にありがとうございました。 ものすごく参考になりましたし、なにかぱっと目の前が開けてきたような気がします。 またなにか質問がでてきたら、また相談にのってくださいませ。 ありがとうございました! |
[5] Re[3]: 子供の矯正と歯茎- ■質問引用/メール受信=ON■ □投稿者/ とりす歯科矯正 -(2002/10/01(Tue) 19:31:07) □U R L/ http://www.toris.jp すみません間違いがありましたので訂正致します。 現代日本人の80%近くは顎が小さくそれに比較し、歯が小さいというのが現状です。これを顎と歯牙の不調和と言います 顎が小さくそれに比較し、歯が大きいです。コメンナサイ。 |
[4] Re[2]: 子供の矯正と歯茎- ■質問引用/メール受信=ON■ □投稿者/ とりす歯科矯正 -(2002/10/01(Tue) 15:18:07) □U R L/ http://www.toris.jp 「担当医の方針は、乳歯を抜きながら、上あご、下あごとも拡大していって、大人の歯が生えてくるスペースを作るとのことです。あごが小さいわりに歯が大きいので、下の歯がほとんど縦列で生えてきたので、今は下の乳歯の犬歯を二本抜いて矯正しています。どちらかというと、担当医の考えは歯並びを治すと多少の歯茎の改善ははかれるだろうとの見解」 現代日本人の80%近くは顎が小さくそれに比較し、歯が小さいというのが現状です。これを顎と歯牙の不調和と言います(Discrepancy)。以下にこのディスクレパンシーについて詳しくご説明致します。 現代人の多くは、歯の大きさと顎(あご)の骨の大きさに調和がとれていないと言われています。この歯と顎の不調和を、ディスクレパンシーと言います。このディスクレパンシーは、最近になって良く言われるようになりましたが、鎌倉時代にはすでに存在していたことが出土した顎骨から、証明されています。このディスクレパンシーは、戦後の食料変化で発生したものでは決してありません。100年とか200年といった単位で生じてきたものではなく、人類の進化に大きく関係をしています。原始時代の人類の祖先が、二足歩行を始め、手を使い始め、火を用いることを覚え、食べ物の調理法に火を利用するようになったのがディスクレパンシーの原点であることは、人類学において定説となっています。火を用いた調理法は、食べ物を柔らかくし噛み砕くという運動を極端に軽減する結果となり、噛むために必要な筋肉や顎骨を退化させる原因となりました。その結果、それまで頭蓋の特に側頭部を覆っていた強大な筋肉(咀嚼筋の一つで側頭筋)は薄く小さくなり、それに伴い人類の脳容積を大きくし、脳の発達を促す進化につながりました。その脳の発達に反比例するように顎顔面・歯は小さくなり退化傾向を示しています。この退化は、進歩的退化といい、人類の進化途中の適応の一つであり、顎顔面・歯の進化を意味します。しかし、顎顔面の進歩的退化に比べ歯の進歩的退化は未だに適応できていません。それが現代人の顎顔面における大きな特徴と言えます。昔よく聞く話しで成長期に堅い食べ物を食べれば顎は発達し、奇麗な歯並びになると言われていました。しかしこれは間違った見解であり、人類の適応による進化とは逆行する本当の退化を意味するものです。人類は現時点でもさまざまな環境に適応するための進化の途中であり、今も未完成の状態であります。そういった進化の途中で現在は歯が小さくなる進化的退化傾向は、欠如(初めから歯の数が足りない)の進化的退化傾向へ変わり、将来的には現代人よりも歯の数が減少して初めて顎顔面に適応すると言うのが定説となっています。ですから現代人の顎顔面部における成長発育において、適応できていない顎と歯の不調和を生まれながらに持っている現代人が多く存在しているのが、現時点での実情ということになります。こういった理由から、ただ単に歯を並べるだけなら歯を抜かなくてもできますが、顎顔面との調和を考えた矯正治療では、歯を抜かなければ調和がとれない現代人が多く存在するということなのです。すなわち、歯を抜かないで口腔器官を良好な環境にし、その機能を長く維持することは、人種差(特に白人と日本人は解剖学的にかなり異なります)や個人差は当然ありますが、多くの現代日本人には無理があるというのが現実です。こういった先天的要因をもつ現代人は、その成長発育においても顎顔面の調和に影響を与えます。矯正治療は、成長発育を予測考慮することで、より確実性の高い治療結果を得ることができます。ただまだ成長もあまりない乳歯列期の乳歯をコントロールしても意味がなく、永久歯が萌出するころ(6〜8才)から管理していくのが理想的と言えます。この管理には、診断のための資料採得を行い個々における具体的な治療方針そして計画を立て管理するという意味で、必ずしも装置を付けるという意味ではありません。以上がディスクレパンシーに対する考え方です。 「インプラントは口腔外科の範ちゅうでしょうか?それともあくまで矯正歯科医の判断でしょうか?」 インプラントは基本的に歯周病科の歯周外科の範疇と考えます。ただここで用いるインプラントは通常の人工根との用途を別にします。矯正で言うインプラントの用途は歯牙圧下のための固定源(Anchorage)としての使用目的で顎の骨に埋め込みますが、目的を完了した段階で撤去するというものです。日本においてもこういった例において各専門医との連携治療を行いますが、初診で最初に見た歯科医の判断で行われるのが普通です。しかし、アメリカは各専門医制度が確立していますので、こういった連携治療は数多くやられていますので、担当矯正医の判断で充分対応できると考えます。 「治療方法の正式名称の英語を教えていただけませんでしょうか?」 娘さんの8才という年齢を考えると、アンカレッジのためのインプラント(インプラント矯正 Implant Orthodontics)を考えるのはまだ早すぎると考えます。娘さんの状態を見ていないので明確には申せませんが、まったく私個人としての見解は、high pull headgear(ハイプルヘッドギア)またはJ-hookという装置を使用し、成長発育を利用した骨格的改善のみを目的として永久歯交換まで経過をみていきます。その後永久歯交換後に再診断を行います。この段階で娘さんの成長パターンは明確に確認できますので、アンカレッジのためのインプラント(インプラント矯正Implant Orthodontics)または将来外科処置の可能性がここで初めて予測として生じてくると考えます。基本的にはもし骨格的改善が順調に行われているのであれば、それを継続しつつ、抜歯症例として前歯をできる限り後退させることで顔貌と口元の調和は図ることが可能となります。この調和がとれれば自然と歯茎は見えなくなるはずです。しかし、娘さんの成長方向は予測できますが、成長量は予測できませんので、その量によって骨格的改善が大きく左右されるという不確定な要素を含んでいます。もしこの量が不足した場合に、初めてインプラント矯正や外科処置が考慮されるものだと考えます。インプラント矯正も小外科処置が必要であり、部位によっては麻痺などの後遺症も考慮にいれる必要があります。 参考までにインプラント矯正に関するURLを記載します。 http://www.quint-j.co.jp/cgi-bin/singo.cgi?file=2002_06&no=5 長い文章になり、読みづらい理解しづらいなどあるかと思いますが、疑問点などありましたらご遠慮なくお尋ね下さい。またお子様の治療が最良の結果を得られることをお祈り致します。 |
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