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    [263] 犬歯のひっかかり-

    ■親質問/質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ ココ -(2005/10/15(Sat) 17:46:01)
    □U R L/

      初めまして。よろしくお願いします。

      私は上顎前突の矯正中で、装置をつけはじめてから1年2ヶ月になります。
      上下とも5番の歯(神経の無い歯や悪い歯が多かったため)を抜歯し矯正を始めました。

      6ヶ月前から、上の犬歯と下の6番の歯にゴムをかけて、
      上の歯は後ろに下げ、同時に下の歯の抜歯の隙間を埋めるという治療を3ヶ月間していました。治療中は、上の歯はみるみる後ろに下がり、下の歯の隙間もほとんど閉じてきて、とても嬉しく思っていました。

      ところが3ヶ月経ったとき、犬歯が上顎の骨?にひっかかって動きが悪いとの診断があり、ゴムは一旦中断し、犬歯が骨にひっかからないように、犬歯の傾きを変える治療に切り替わりました。そのようにしたほうが早く動くと説明をいただきました。

      現在3ヶ月目に入りましたが、引き続き犬歯を傾ける治療中です。歯並びはすっかりゴム治療の前の状態に戻ってしまったようで、下の歯も抜歯した時くらいの隙間が空いてしまいました。すぐにゴムの治療に戻れると安易に考えていただけに、もしこのまま犬歯の傾きが治らなかったら・・・と段々不安になってきてしまいました。

      犬歯が骨にひっかかるということはよくあることなのでしょうか?
      また、ひっかかったままだと、矯正治療はこれ以上進まないのですか?

      「動的治療は2年くらい」が当初の見通しでしたが
      40歳目前という年齢もあり、少し動きが遅いくらいでこんな心配したりして・・・と思うと、なかなか主治医の先生にも質問しづらく、こちらでご相談させていただきました。

      どうぞよろしくお願いします。




    [264] Re[1]: 犬歯のひっかかり-

    質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ とりす歯科矯正 -(2005/10/15(Sat) 18:39:37)
    □U R L/ http://www.toris.jp

      初めましてココさん。虫歯などのため上下5番を4本抜歯して治療を開始されたようですね。通常上突咬合の場合上顎の前歯をなるだけ引っ込めるために4番を抜歯するのが一般的ですが、ココさんのように虫歯などの理由から5番抜歯ということは、臨床ではよくある例ですが、ただし治療そのものは難易度が高くなり、治療期間もやや長期化する可能性は高くなります。

      <犬歯が骨にひっかかるということはよくあることなのでしょうか?また、ひっかかったままだと、矯正治療はこれ以上進まないのですか?>

      犬歯が骨にひっかかるという意味が良く理解できないのですが、ココさんは上の犬歯から下の6番にゴムを使用したようですね。これは2級ゴムと言われ上突咬合で用いられることがありますが、使用には細心の注意が必要でこれを使用することで、上の犬歯の歯体移動(犬歯の歯軸を保ちつつ平行に移動すること)が難しく、傾斜移動(犬歯の歯軸が平行に移動するのではなく傾斜だけして見た目には動いたように見えるという結果を招きやすいという欠点があります。勿論下の6番も前に傾斜(近心傾斜)するだけで上の犬歯と同じことが言えます。そこで通常はオープンコイルというスプリングを用い上顎は3番と4番を後ろへ移動させる方法をとりながら、6番7番の前方に移動することを防ぐ目的でヘッドギァなどの固定源の強化を併用するものです。この件に関しては川崎先生が以下の質問で詳しく述べていますので、参考にして下さい。
      http://www.e-kyousei.com/cgi-bin/qanda_bbs/kawasaki-shi/cf.cgi?mode=all&namber=240&rev=0
      犬歯がひっかかったままとは、傾斜が大きくなった状態だと推察致しますが、確かに傾斜が大きくなったままでは歯牙に正常な動き(歯体移動)には無理が生じ治療が順調に進まないことは充分に予測できます




    [265] Re[1]: 犬歯のひっかかり-

    済! / 質問引用/メール受信=OFF■

    □投稿者/ ココ -(2005/10/15(Sat) 22:01:02)
    □U R L/

      お忙しいところ、早速分かり易いご回答をいただきありがとうございます。

      主治医の先生は「骨にひっかかっている」というような表現をされていましたが、
      実際にはひっかかているわけではなく、「犬歯の傾斜が大きくなった状態」ということだったのですね。

      固定源の件を拝見して思い出したのですが、ゴムの治療に入る前の段階で、上側の抜いた5番の歯の隙間に4番の歯を移動する治療(だと思います)をしていたのですが、その時なかなか思ったように歯が移動せず、先生から「インプラントを使って奥歯が前に引っ張られないようにすると早く精度の高い治療ができる。ただ、値段的に負担になるのでどうするか考えておいてください」とのお話がありました。ですが、次の調整のときには意外に歯が良く動いていたようで、その後その話はそのままなされず、ゴムの治療に入っていったように記憶しています。
      今後傾斜が戻ってもうまくいかない場合はそのような治療になり得るということですね。

      主治医の先生にインプラントのお話を伺ったときは、「高額だし何だか痛そうだし、多少時間がかかってもこのままでいいかな」と思っていましたが、今回のご回答を拝見しまして、そのように大きな意味があるのだと納得でき、大変参考になりました。

      どうもありがとうございました。






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