文京(小石川)先生の「みんなの疑問Q&A」
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    [259] 顎変形症について

    質問引用返信

      ・投稿者/ ミッキー -(2001/08/23(Thu) 08:18:44)
      ・U R L/


        現在かかっている
        大学付属病院の先生が
        詳しい説明をしてくれないので
        こちらで質問することにしました。

        顎変形症と診断されて
        1年半ほど術前矯正をしています。

        春には手術できるということなのですが
        実際に手術だけを
        今やることはできないのでしょうか?
        歯の動く距離は一月で1ミリくらいと聞きました。
        つまり後、数ミリ動かすだけで
        手術できるっていうことですよね?
        この数ミリの誤差というのは
        手術してもらっれから
        術後矯正でカバーできないものでしょうか?

        というのは
        矯正するごとに
        上の歯と下の歯の段差が大きくなって
        今では容貌が非常に醜くなってます。
        好きな子からは「キモッ」とか言われるし
        手術後は容貌は改善されるんですよね?
        少なくても下顎が異常に長いとかは
        だから手術を早くやりたいっていうのが
        心情なわけです。

        「キモッ」っていう言葉には
        すごい重みを感じませんか?
        アホとかバカとかなぁ流せますが
        キモッという言葉はグサッときます

        話が それましたが
        精神的に限界を感じているわけです。
        それで上記病院の先生に
        早く手術できませんか と聞いても
        まだですねぇ
        今より噛めなくなるかもしれませんし・・
        という言葉しか返ってきません

        それは分かるのですが
        私の場合は歯の噛み合せよりも
        容貌の改善が最優先なのです
        そこで手術ができるかできないか?
        ということを知りたいのです

        手術さえ終わって
        容貌が改善できれば
        術後矯正の期間が長くなろうが
        それは問題はないのです。

        回答お願いします。


      [261] Re[1]: 顎変形症について、早く手術を受けたいが?

      質問引用返信

        ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/08/23(Thu) 11:27:33)
        ・U R L/ http://www.koishikawa.com

          <現在の症状?治療の進行度?それらに対する悩み?>
           下顎骨骨切り手術と矯正治療を併用する計画で矯正治療が進められているようですね。治療が始まっていますので、細かな点は書きません。心配なのは早く手術を受け、顔貌(がんぼう)の改善を図りたいと思っていること。その理由は他人から「きもい」といわれそのような状況に対し精神的に悩んでいるということですね。
          1年半の術前矯正の期間からして平均的にはそろそろというようなところでしょう。このあたりになったら坦当医とよく相談してゆくことが必要と思われます。坦当医は坦当医として一生懸命、早く手術が行なえるよう努力はしていると思います。しかし、手術前のかみ合わせをより理想的な状態にしたい(だれしも考える当然のことですが)との思いや、症状自体がもともと難しく当然術前矯正の治療期間が長引くことも少なくありません。従って、このあたりの患者さんと坦当医との意識のズレ、感覚のズレは何回も話し合いを持つことで進むべき方向性が見つけられると思います。再度、先生と相談することを勧めます。

          <とはいえ精神的に悩むこと?>
           とはいえ悩みますよね。先生のいうことも十分分かっていますよね。それでも、ということでしょう。このことについては診察もしていませんので無責任なコメントともなりかねませんから、意見アドバイスは避けます。
           そこで、私の個人的な対応の経験をお話しします。参考になるようでならないかも知れませんが、少しでも悩みを共有することにします。私も手術を伴う矯正治療は数多く経験してきました。ミッキーさんのように悩む方の方が大半を占めていました。今もそのような患者さんを抱えています。このような方々に対するアドバイスは個人個人で当然異なります。解決のためには個人的な面接(治療時間意外で時間を持ち悩みを話し合うこと)を行うことにしています。人の悩む内容にも必ず良い方向性のアドバイスや妥協点があります。数回の面接で、気持ちが落ち着き手術を待つ方もいますし、時には多少早くとも手術の踏み切る(理想的な手術前矯正治療でなくとも、その状態に近いような獲得された術前矯正治療の状態)こともあります。どちらがよいかといえば、理想的な手術前の矯正治療となりますが、その状態に近い状態であれば手術に踏み切ってもよいかも知れません。お断りしておきますが、この少し早めの手術を受けて頂いても良いであろうと思う判断は、あくまでも私の個人的な判断です。また、その判断基準は学術的に裏付けられた状態の範囲内でしか行いません。
           今ある悩みは胆当医と何回か相談し、自分の悩みも聞いてもらうようにしたらどうでしょうか?。私達は無理なことは無理と判断しますが、そのような話し合いの中に、時として何らかの妥協事項を見つけることもあるかもしれません。きっと何らかのよい方向が見つかると思います。それと他人からどう見られているのか?ということは問題とはせず、今何のために治療をうけているのか?、長い目で見た場合、きっと女神は微笑むと思いますよ。まわりの環境にゆれ動く年令であることも分かりますがもう一度ご自身んで考えて下さい。
           きつい言葉を投げ掛けるそのような人達は、いずれ同じような言葉を投げかけられるような状態になるでしょう。特別な信仰は持っていませんが、そんなに人を傷つけるような人達に幸せは来ないと思いますよ。余計なことですが。
           


      [263] Re[1]: 顎変形症について、早く手術を受けたいが?

      済! / 質問引用返信

        ・投稿者/ ミッキー -(2001/08/23(Thu) 12:33:23)
        ・U R L/

          迅速な回答ありがとうございました。

          もう1度、担当の先生に相談してみます。



    [255] 外科矯正か矯正か?

    質問引用返信

      ・投稿者/ milk -(2001/08/15(Wed) 21:17:03)
      ・U R L/


        私の歯は前歯1本が反対交合で、口を閉じるとおとがいきんがうめぼしのようになります。下あごが少し長いそうです。矯正歯科にいったところ1.上の2本を抜歯して、下は外科矯正ということでけずる2.抜歯はせずにならべる。今より多少口元が出た感じになるかもとのことでした。歯の為にはどちらがいいのでしょうか?多少出るとはどのくらいかもやってみなくてはわからないとのことでした。あごの手術は友達も何人かやっているので抵抗はないのですが、抜歯に関してはやはり健康な歯を抜くことになるということと、2の方法もあるといわれたことで、抜歯しなくてもかみかたはおなじなのかなとおもい抜いてするまであるのか?と思います。でも、横顔を見ると下あごが出ているので手術で治るものなら治したいとも思います。あと、手術したあと、口元がおさまりますが、老後にほっぺたがおちてきたとき、口元が出ていたらそれが目立たず、口元が出ていなかったらほっぺたの落ち具合が目立つとか一般的にはどうでしょう?歯のもち、顔など将来のことも見越してきめたいと思っています。あと、手術で、上の歯を抜かないでではできないのでしょうか?親知らずは抜いてもいいのですが・・・(ちなみに出てきてはいません)


      [256] Re[1]: 外科矯正か矯正か?悩み?

      質問引用返信

        ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/08/17(Fri) 11:21:22)
        ・U R L/ http://www.koishikawa.com

          <現在の症状?と提示された治療計画について、そしてそれに対する迷い?>
           前歯の反対咬合、口を閉じる時のオトガイ筋の緊張(梅干しのようになる)、下顎の過成長(大きさが大きいこと)。これらのことから矯正治療単独の治療か?、下顎骨の骨切り手術を併用するか?を提示された。とのことですね。結論的に考えられるのは、ちょうどボーダーライン症例と言えると思われます。先生もそのあたりの判断でmilkさんに意見を求めたのではなかろうかと思われます。明らかに外科的処置を伴う矯正治療の症状であれば、積極的に外科的処置を伴う矯正治療を勧めたのではないでしょうか?。先生がボーダーライン症例のように捕らえているとすれば、素人のmilkさんいとっても悩んでしまいますね。このように迷っていしまう場合には、やはり他の矯正クリニックで診てもらうこと、相談することが必要ではないでしょうか?。いくつものクリニックをドクターショッピングする必要はありませんが、もうひとつだけは少なくとも相談したらどうでしょうか?。迷いに対する焦点が絞られ、結局自分は何をもとめているのか?、ということが分かってくると思います。それから、治療を受けても遅くはないと思われます。どうでしょうか?。

          <具体的に提示された治療計画内容についての心配、確認したいこと?>
          1.矯正治療単独と外科的処置を伴う治療の差は何か?
           外科的処置を行えば当然、顔つき(顔貌がんぼう)が変わってきます。特に下顎骨が小さくなる訳ですから、それに伴う顔つきの変化が現れます。どのような変化か?については、多くの矯正クリニックではそのような症例の治療前後の写真が説明用に準備されていると思いますので、先生に見せて欲しい旨、申し出たらよいと思います。一方、矯正治療単独では歯の移動のみの治療となりますから、顔つき、下顎骨の形などは変化せず、口元(唇などの部位)等を中心とした変化しか望めません。
           かみ合わせ(咬合こうごう)については、外科的処置を伴う方が、より教科書的にいう正常咬合に近付けるとかんがえられます。このように考えると外科的処置を伴う治療計画の方がmilkさんのそもそも治療を受けたいと考えた気持ちに近いのではないでしょうか?。
          2.手術をした後の口元や顔の時間的変化(年齢的)について
           心配するような手術後、年令が増すに連れてほっぺたの落ち具合など似ついての報告は今の所ありません(私の知る限り)。頬のたるみや老化度などについてはむしろ、皮膚科の先生などの意見が参考になるのではないでしょうか?。気になるようでしたら皮膚科の先生にも意見を聞かれたらどうでしょうか?
          3.歯のもち
           これも両者の治療の間での差について報告されたものは見当たりません(私の知る限り)。歯がいつまで健康に維持できるかということになりますと、それには様々な要素を考えなければなりません。それには次のようなものがあります。
          (1)適切なかみ合わせの獲得:必要ならば矯正治療や他の歯科的処置 
          (2)虫歯や歯肉炎:定期的な診察の必要
          (3)全身の健康:歯やかみ合わせの健康を保つためにはやはり全身的な状態が健康である必要があります。
          (4)加齢現象(かれいげんしょう=年が増すこと):生物である限りは仕方のないことです。
          (5)嗜好品:たばこなどの喫煙習慣による歯肉にまわりの血流のスムースさの低下。
          したがって、矯正治療単独か外科的処置併用かという要素だけで、<歯のもち>を論議することは出来ません。これらの要素を意識して歯の健康が長く維持されるよう努めることです。そのための定期検診は受けた方がよいでしょう。

          <親知らずの抜歯はかまわず、他の歯は抜かないで、かつ矯正治療単独でできないか?>
           これは、診ていませんのでコメントは差し控えます。このあたりの気になることは複数の矯正医に診てもらい御自身の気持ちの整理をしたらどうでしょうか?
           
          また何かあればどうぞ。
           


      [257] Re[1]: 外科矯正か矯正か?悩み?

      質問引用返信

        ・投稿者/ milk -(2001/08/20(Mon) 14:13:26)
        ・U R L/

          外科矯正か非抜歯の矯正かは外見の問題で、歯にとってはどちらも変わらない、とのことでしょうか?それなら歯を抜かないほうが本数が多いのでいいのでしょうか?


      [262] Re[2]: 外科矯正か矯正か?悩み?

      質問引用返信

        ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/08/23(Thu) 11:43:34)
        ・U R L/ http://www.koishikawa.com

          <外科矯正か?矯正治療単独か?の判定基準?>
           外科矯正か、矯正かの判断は、先のメールに書いたように、外見だけでの判断ではありません。より理想的な咬合状態を望むか望まないかがキーといえます。そのことに外見の特に下顎の形の変化が伴いますから、患者さん自身が顎の形等、外見も気になるようであれば外科的矯正治療の方がよいかも知れないと考えられるといいたい訳です。当然診察していませんので、このようなデリケートな問題についてはコメントはできません。アドバイスは先に書きましたように先生とよく相談することですし、心配ならばもう一軒、クリニックで相談したらどうでしょうか、ということです。
           このことに加え、歯を抜くか抜かないかについては、どの治療をどのように行うかによって、抜歯の必要性、抜歯部位がことなります。このことについても胆当医や他の矯正医に相談したらどうでしょうか?。



    [260] あおじそさんの質問の中の<まきこんぶさん>の質問に対するアドバイス

    質問引用返信

      ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/08/23(Thu) 10:18:05)
      ・U R L/ http://www.koishikawa.com


        <まきこんぶさんの現在の症状?とその対応?>
         左右の八重歯(犬歯の低位唇側転位ていい しんそくてんい)、2番目の歯が内側に位置している(側切歯そくせっし、の舌側転位ぜっそくてんい、あるいは口蓋側転位こうがいそくてんい)、右の前から5番目の歯が乳歯(乳歯の晩期残存ばんくざんぞん)、もしかしたら5番目の歯(第2小臼歯しょうきゅうし)が先天的に欠如仕手いるかも知れません(永久歯の先天欠如せんてんけつじょ)。このような状態は歯が生えてくる隙間が足りないか、あるいは乳歯から永久歯への交換時に奥の方の歯、6歳臼歯(第1大臼歯)が何らかの原因で前の方に動いてしまい、その結果、前歯などに歯の重なり合った状態(叢生そうせい)が出現してしまったことなどが考えられます。いずれにせよ歯がきれいに並ぶ隙間がなイ状態ですね。
         さてこのような症状でいきなり歯を抜かないで矯正治療ができるのですかと聞かれても、そのアドバイスは難しいと思います。といいますのも、歯の重なり合った状態がどの程度ひどいものなのか?、残っている乳歯の保存状態はどうなのか?、さらにこのような叢生(乱杭歯らんぐいば、ともいいます)に出っ歯(上顎前突じょうがくぜんとつ)、下顎前突(かがくぜんとつ)などの上下の顎の大きさの調和度の問題があるかどうかについても合わせて検討しなければなりません。単純に、歯を抜かないで治療ができるといいきる専門医は誰もいえないでしょう。従って、まきこんぶさんの症状は、必ず一度、矯正医似診てもらう必要があります。
         相談の費用も心配でしょうが、電話をかけ、相談の予約を取り、良く診てもらうようにして下さい。その結果について、私の方に相談したいことなどがあればメールで構いませんから連絡して下さい。

        <健康な歯を抜くこと、凄く痛い?>
         痛みに対しては、先生の技術、患者さんの痛みに対する感受性、抜歯をする時の体調などの要素が複雑にからみ合いますので何ともいえませんが、ある程度痛いことは確かですよね。通常、奥歯の歯根(しこん)は2本、あるいは3本ありますので前歯の歯根が1本に比べれば抜歯の時間が長い、痲酔の量も少し多めなど部位により、痛みの程度は異なることもあるようです。

        <歯を抜かない矯正歯科のホームページについて>
         この全国の、海外からの相談コーナーをボランテイアの立場(中立的な立場)でお引受けした当初から、まきこんぶさんの心配する<歯を抜かない矯正><歯を抜かないで矯正治療をしている>といようなページを数多く見ます。結論的にいいますと、全て歯を抜かないで治療をするということは100%無理でしょう。もしそうでなく、自分は全ての症例で歯を抜かずに治療を終えているという先生、グループがありましたら弟子入りしても良いと思っています。
         ここでいいたいのは、矯正治療にたずさわるほとんどの先生方は、できれば抜歯をしたくいないと思っていることです。でも〜〜の理由で、〜〜という症状があるために抜歯処置を選択する、というようなことが現実的です。従って、耳に心地よい言葉としての<歯を抜かない矯正>とうい不確実な情報に惑わされないで頂きたいということです。
         <歯を抜かない矯正>に対する適切な言葉として、あるいは患者さんへの訴えとしては、<できるだけ抜歯をしない治療方法を検討することが私達のモットーです>などではなかろうかと思いますが。いかがでしょうか?。



    [200] いろんな疑問・・。

    質問引用返信

      ・投稿者/ あおじそ -(2001/05/27(Sun) 17:26:35)
      ・U R L/


        こんにちは、はじめまして!
        近頃矯正にすごく興味をもっている、20歳代前半女性のあおじそと申します。
        矯正をするにあたり、いろんな疑問があるのですが、私は上下左右に親知らずがあります。
        上はまだ埋まっている状態ですが、下の方は頭が見えてきています。
        この親知らずは4本とも抜かなければいけませんか?
        それと、前歯の神経を抜いてしまっています。
        神経を抜いてしまうと、強度が落ちるといいますが、矯正には問題ありませんか??



      [201] Re[1]: いろんな疑問・・。

      質問引用返信

        ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/05/28(Mon) 11:32:37)
        ・U R L/ http://www.koishikawa.com

          <現在の症状?>
           あおじそさんの問い合わせですが、症状の記述がありませんので質問された2つの項目のみ、アドバイスをします。
          <親知らず(知歯ちし、第3大臼歯だいさんだいきゅうし)4本の抜歯の可能性は?>
           まずこれら4本の親知らずがどのような状態で顎の中に位置しているかを確認しなければなりません。次のその前に生えている現在の歯のかみ合わせ(咬合こうごう)がどのようになっているのか(上顎前突、下顎前突、受け口、乱杭歯、など)により、積極的な抜歯を考えることもありますし、むしろ少し傾いた親知らずを上手に生えさせるような処置、あるいはその前の歯(例えば第2大臼歯、第1大臼歯)がない場合などには移植歯としての活用なども検討されることがあります。
           私がここでいいたいのは、親知らず=すぐに抜歯処置、という図式には疑問があるということです。このあたりの処方(治療の仕方)は実際に先生に診てもらった後、抜歯したほうがよいのか?、あるいは他の方法を選択した方がよいのか?を相談されるとよいと思います。

          <神経をとった(抜髄ばつずい)歯の矯正は、弱いのか?>
           歯の栄養をつかさどるには、神経や血管などが必要です。一般的に歯の神経をとってしまうということは矯正治療をしなくとも、歯の色が黒っぽくなったり、歯の寿命などが短くなる傾向も見受けられます。従って、矯正治療で歯を動かす時の基本は健全な歯、すなわち歯そのものも健康、歯を生かしておくことに必要な神経や血管が健康、それに歯茎が健康であることなどの要素が必要になります。
           歯の移動は歯にとってはひとつのストレスとなります。前述した各要素が正常(問題がないであろうと思われる範囲という意味)といわれる範囲内であれば歯の移動は安全性が高い状態で行われると考えられています。むろん厳密にいいますと、正常な歯/神経血管を持っていても、少し歯の根の先が丸くなる傾向を示すことがあります(軽度の歯根吸収しこんきゅうしゅう)。
           そこで、あおじそさんのすでに神経を抜いてしまっている歯はどうか?、という話しになります。条件が悪い状態ですから、健康度の高い歯の移動に比べはの動きは悪いこと、歯根吸収の程度も少し大きくなるかも知れないこと、歯の色の黒みが少し増すかも知れないこと、などが考えられます。他にも考えられることはありますが、相談先の先生によく聞いて下さい。実際の症状を診てのアドバイスが可能ですからさらに詳しい説明を受けられると思います。

           おわりに:神経を抜いた歯の矯正は、やはり健康な歯に比べれば何らかの、あるいは程度の差があれ、少し問題があると思います。しかしこのようなマイナスの変化があったとしても、治療終了により、おおきな歯やかみ合わせの健康、心理的な面でのプラスが得られればそれはそれでよいのかも知れません。このあたりの考えは矯正クリニックに相談に行く前に自問自されたらと思います。

           また質問があればどうぞ。



      [258] Re[1]: いろんな疑問・・。

      質問引用返信

        ・投稿者/ まきこんぶ -(2001/08/20(Mon) 23:27:52)
        ・U R L/

          歯を抜かない矯正歯科がホームページで検索したら少しありました。
          自分は、八重歯が左右にあり前から2番目の歯は前歯より引っ込んでいます。
          左右対称に。そして、右の前から5番目の歯は永久歯がもとから生えていなく、乳歯の
          ままです。しかも、虫歯で、かぶせ物がついたままで、取れかかっています。
          こんな状態でも、歯を抜かずに矯正ってできるのですか?歯を抜かずに矯正するのって
          どういうことなのですか?健康な歯を抜くのってすごく痛いようなきがして恐ろしい
          です。



    [251] 外科矯正ですが

    質問引用返信

      ・投稿者/ なおこ -(2001/08/08(Wed) 04:33:30)
      ・U R L/


         わたしは、軽度の受け口なのでこれは矯正だけで治るけれど、左右のずれは手術でないと治らないと聞いて、どうせやるなら完全に治そうという理由だけで2ヶ月前外科矯正を選択してしまいました。先生は、上の前歯を少し引っ込め、上下ばらばらに並びを綺麗にするとおっしゃいました。この時私はうけ口がひどくなるということに気がつきませんでした。最近受け口がひどくなったきがします。下の歯は大きな乱れはなく基本的にはきちんと並んでいるとおもうのですが、これから受け口はますますひどくなるのでしょうか?
         軽度の受け口の場合、手術をするのとしないのでは仕上がりに差はあるのでしょうか? これ以上受け口が悪化するのなら左右のずれは治らなくとも手術なしの矯正に変えたいとおもっています。費用も気になるのですが。 主治医にきちんと相談しなくてはと思うのですが、今更やり直しなんてと思ってしまいなかなかきけません。お手数かと思いますが、よろしくおねがいします。      


      [252] Re[1]: 外科矯正で治療中受け口の症状がひどくなったが?

      質問引用返信

        ・投稿者/ 小石川矯正歯科クリニック -(2001/08/09(Thu) 12:48:40)
        ・U R L/ http://www.koishikawa.com

          <現在の症状とその理由(原因)?>
           矯正治療+外科的治療(多分、下顎骨の骨切り手術の併用)ということで治療を開始し、治療が進むにつれて前歯の受け口(反対咬合はんたいこうごう)の症状が悪化してきてしまった。治療開始時ではこのような話は聞いていなかったと思う(このあたりの微妙な開始時の説明が、あとで患者さんとのトラブルの原因にもなりかねません)。アドバイスとしては、いつも私のコーナーで勧めているように<どんな小さいことでも気になったら坦当医に質問すること>です。なおこさんの場合も早くこのことに気がついて良かったと思います。先生には、言葉を穏やかに、<治療が進むに連れて下の前歯が前方に移動し、上の前歯との前後的な距離が離れていってしまい心配なのですが、これからどうなるのでしょうか?>と質問したら良いと思います。
           さて、そのように治療に伴い上下前歯の前後的な距離が離れてゆく現象は(なおこさんのいう受け口がますますひどくなってきたという状態)、下顎骨の骨きり手術を要する症例ではほとんどの場合、見られることです。その理由は、下顎骨切り
          症例のように、上顎骨の大きさに比べ、下顎骨が大き過ぎると、当然上下顎骨の成長発育とともに上顎と下顎骨の前後的距離が離れます。上下の前歯もそのような状態に連れ、離れていき、極端な受け口になり前歯でそばやスパゲッテイーナドなどの食べ物もうまくかみ切れなかったりしてしまいます。このような状態は生体にとって、とても不都合な状態といえます。
           顔を横から見ると上下の前歯はある傾き(歯軸傾斜しじくけいしゃ)をもっています。この傾きは人が直立し、水平線のような遠くの物を見るような姿勢をとった時、耳の穴と目の下のくぼみの骨のあたりを結んだ腺に対し、上の前歯では100度から105度、下の前歯では50度から60度前後の歯の傾きを示しています(矯正治療をしなくてもよいような人の基準値=いいかえれば血圧の正常値の範囲と同じような意味あいをもつもの)前歯はの大きさに調和(バランス)。このような正常な=矯正治療をする必要がないような方、とは異なり上下顎骨の成長発育量が大幅に異なるような場合には、上下の前歯は顎骨の前後的な位置関係を修正するような変化を示すことがあります。なおこさんの例を取れば、下顎骨が前方に大きくなろうとすれば、下顎の前歯は舌の方に(後方に)傾きを増してゆきます。一方、上顎の前歯は下顎が前方に大きくなってしまう状態に追いつくように唇側(前方)に傾きを増してゆきます。この両者の変化で、上下顎骨の成長発育量の不調和を補おうとするのです。
           なおこさんの場合は、下顎骨骨切り手術をしようとするような状態ですから、当然、上下顎前歯の傾きは正常ではなく、先に書きましたように上下前歯の歯軸は正常値=基準値にくらべ、上の前歯はすでに過度の唇側の傾斜を、下は舌側の傾斜を示しています。骨きり手術の前にはこのような正常でない歯の傾きを本来あるべき歯の傾きに移動します。その結果、唇側に傾斜していた上顎野前歯は舌側に、下顎は唇側に傾斜移動されます。従って、治療の進行とともに前歯の受け口はひどくなるわけです。しかし手術を伴う症例ではほとんど統べてこのような手術前の前歯のかみ合わせとなります。手術後は前歯の関係、かみ合わせはばっちりokとなる訳です。従って治療上の心配はないものと思われます。先生にこのことは確認しておくとよいでしょう。

          <今の心配、手術をしない矯正を選ぼうかしら?>
           これについては、良く考えることです。折角、矯正治療をしようとした気持ち、治療を受けるならその時点で最も納得いく治療内容を選択したいという気持ち、これらのことを考えればやはり今の治療を勧めてゆく方がよいのではないでしょうか?。もし手術をしない矯正に変更するとなると、保健はききません。自費の料金となります。変更して変更できないことはないともおもわれますが、考え所でしょう。良く先生と相談して下さい。


      [253] Re[1]: 外科矯正で治療中受け口の症状がひどくなったが?

      質問引用返信

      [254] Re[2]: 外科矯正で治療中受け口の症状がひどくなったが?

      済! / 質問引用返信

        ・投稿者/ なおこ -(2001/08/09(Thu) 23:54:33)
        ・U R L/

          とてもわかりやすく答えて下さり本当にありがとうございました!最近ずっと気にかかっていたので何だかとても安心しました。治療についてわからないことをそのままにしておくのはよくないですね。
          担当の先生と良く良く相談したいとおもいます(^O^)



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